鍼灸では、経絡を使って治療します。
経絡とは、全身を巡っている「気の通り道」だそうです。
その経絡は各臓器に対応しており、肺経→大腸経→胃経→…→肺経のように、気が循環しているそうです。
また、各臓器は自然界の者に例えられ、肺は金。胃は土。…
つまり自然界の物は、木→火→土→金→水→木…のように巡っている(五行論)。それと同じように、臓器の気も巡っている。という考え方をします。
各物質の関係も、上記のように「生み出す」関係の「相生関係」。
ある物質がもう一つの物質を弱めてしまう「相克関係」。
ある物質が強くなりすぎて相克関係の逆に働いてしまう「相侮関係」。
…いろいろあるそうです。
まあ、その辺りは他にも沢山の人がインターネット上で説明しているので、興味のある方は調べてみてください。
で、その関係性を使って治療に応用するのですが…
そんなん解るわけない!!
複雑すぎる!
人間の理解力を超えてる気がする。
とりあえず、僕の理解力は超えてます。
いや、でも待て…
そうやって先人たちが考えてきたってことは、何か言いたいことがあるはず…
そこで他の治療法の考え方に当てはめて行きます。
整体では、背骨を、特に左右のズレをまっすぐに治していくように治療手段を組み立てている。
ズレと言っても脱臼しているわけではないので、左右の筋肉の張力差を均等にしようとしていると考えていいのではないか?
確かに、筋肉をほぐすマッサージでも、張っている筋肉と、その逆に動かす筋肉(拮抗筋)の張りのバランスを整えたほうが、長い時間緩んでいる状態を作りやすい。
アナトミートレインのテンセグリティ理論なんかは、その最たるもの。
1箇所の膜緊張の亢進が、全体の緊張バランスを変化させる。
ところで、僕は何年か前から、恐らくアナトミートレインの膜緊張が触れるようになったのだと思います。
最初は「筋肉の緊張」だと思って、それを鍼で刺激して緩めるという治療法だったのですが、練習を重ねるうちに、「ん?この筋肉、こんなに長いはずはない…というか、形として可怪しい…」と思うようになり、探っているうちに「経絡に似てる?でも、違う部分もある。」…
そこで出逢った書籍がアナトミートレインで、「あ!そうそう、こんな感じ!」「もしかして、これを感じ取った先人が経絡と名付けたのか?」となりました。
まあ、膜の解剖学よりもテンセグリティ理論の方に感銘を受けて、アナトミートレインを読んでみようと思ったのですが。
その話は、またいずれするかもしれません。
テンセグリティと膜の解剖とを組み合わせながら、患者さんへの触診や可動性の検査をしていると、まぁ複雑なこと!!
途中でイヤになってくるほど考えなきゃいけないので、パズルを解いているようで楽しいったらありゃしない!(笑)
とにかく複雑です。
どこかの緊張を取るのに別の緊張を取らなきゃいけなかったり、骨の位置を正していったり、関節運動の軸を変えなきゃならなかったり…
そのために、どの緊張を緩めていかなきゃならないか…
考えだしたらキリがないくらいです。
ふふっ…楽しい…(笑)
もしかしたら東洋医学の先人たちは、「膜緊張が、相互に作用しあっている」と言うことを言いたかったのか!?
「身体の各部位は複雑に相互作用しあっているので、複雑なものは複雑に捉えなさい。」と。
それを例えるために、当時の人達が解りやすかった五行論を使って説明していたのではないか?
となると、経絡を臓器に当てはめるのは、ちょっと無理があるのでは?
関係していそうな感じもあるけど(下痢・便秘を繰り返す人の中に大腸経膜の緊張が高い人が多くいるように思える。等)、すべてが当てはめることが出来ると考えては、上手くいかない時があるような気がする。
…なんてこと言うと、東洋医学の偉い人に怒られちゃうんだろうな…
笑って読み流してください。
m(_ _)m
もしかして東洋医学って、「いろいろ操作して、身体を“丁度良い”状態に持っていく」という治療法なのでは?
丁度良くなれば、自然に治る働きも上がってくると考えているのでは?
「治る」の定義も、僕には持論がありますが…今後書くかも?
ここのところ、ちょっと暇な時間が出来たので、メモ代わりに書いてます。
誰かのヒントに、ちょっと引っかかればいいな~。
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