今回の内容は、僕の治療法の話ではありません。
治療法全般の話です。
今までに、いろんな治療法・いろんな患者さんを見てきて、考えてきました。
そこで、思うのですが…
我々の治療って「硬く・動きが悪いモノを、滞りなく動くようにする」技術なのだと思います。
「モノ」は「筋肉」かもしれない。「関節」かもしれない。「気」かもしれない…
各治療法によって動かそうとするモノが違うだけで、最終的に狙ってる事は同じなのではないか?
動きが悪いモノを動かすために、色々な理論を沢山の人達が考えて、たくさんの(星の数ほども多い)治療法が生まれてきたのではないかな?
筋肉を緩めて背骨のズレが整ったり、逆に背骨のズレを整えた結果で筋肉が緩んだり…(僕は「気」がわからないので、それは省略します)
そんなことを多々、経験してきました。
そして今、僕は、アナトミー・トレインに代表される「筋膜連結」を利用した治療法になっているのですが、その話は追々…(従来の治療の考え方とかけ離れているように思えるので、説明が難しい!)
つまり、何でも構わないから、本来の硬さ以上に硬い「モノ」をほぐせば良い!と言えるのでしょう。
素人さんがマッサージなどをして、楽になる。
…アリだと思います。
しかし、ツライ場所だけをほぐしても、かなりの確率で、すぐに元にもどる。
そこで昔の人が、経験と、それまでの知識を駆使して「こうしたら、より楽になるのではないか?」「ああしたら、より楽になるのではないか?」と考え出されたのが、鍼灸・マッサージ・漢方・整体…などの治療法なのではないか?と思います。
真面目で考えが深い治療師さんほど、自信が無いように思えるのですが、上記の理由で、「もっと自信を持っても良いんじゃないか?」と思います。
硬いものが柔らかくなったら、それは治療が成功したんです!
時には残念なことに、症状緩和まではたどり着かなかったかもしれませんが、患者さんの身体は変化したんです!
何度か治療すれば、もっと楽になるかもしれません。
「一回で楽にしよう」とか「何回かで治そう」とか考えて、自らのハードルをあげちゃうから苦しくなるんです。
自信を持ってください。
でも、そう考えると、「治療法」なんてものは目的を達するための「道具」でしか過ぎないのでは?
料理で「食材を切る」という目的のために、包丁を使うのか、料理バサミを使うのか、それらが無いならカッターを使うのか…
自分の得意なモノを使って、患者さんの「硬いモノをほぐす」という目的を果たせば良いのではないかと思います。
出来たら、より柔らかく・より長い時間…。完全と永遠は、ありえませんが。
治療の仕方を覚えるために、何か治療法を覚えて追求し、「もう、これ以上に治癒率を上げられない!」となったときに、方法論を離れて、自分で試行錯誤して、考えて、自分なりの治療法で治癒率を上げていけば良いのでは無いかと思います。
ん?「守破離」って、そういうこと?
あぁ、これを20年前の自分に言ってあげたかったなあ…
言っても、理解してくれないと思うけど。
今回はひとり言みたいになっちゃいました。
誰かが、この文章を見つけて、何かの足しになればいいな。
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